目次
1.遺品整理業者と不用品回収業者の違い
1-1.遺品整理業者に不用品回収を依頼する
1-2.不用品回収業者に不用品回収を依頼する
1-3.遺品整理の費用相場
1-4.部屋の供養を依頼する方法
1-5.お焚き上げ供養の費用
1.遺品整理業者と不用品回収業者の違い
亡くなってしまった人の物を仕分け・整理することを遺品整理と呼びます。
遺品整理を行ってくれる業者は大きくわけると遺品整理専門業者と不用品回収業者になります。
どちらの業者も遺品を仕分け・整理してもらえますし、不用品の回収・処分も行ってくれます。
一見すると同じように感じるかもしれませんが、細かい作業内容やサービスが異なってくるので説明していきます。
1-1.遺品整理業者に不用品回収を依頼する
遺品整理業者とは遺品整理を専門的に行っていて、作業員は遺品整理士という資格を持っている人がほとんどです。
遺品整理士とは、一般社団法人遺品整理士認定協会が出している資格になります。
この資格は、遺品整理の取り扱い手順や遺品整理に関する法規制等の知識を正しく身に着けるためにあります。
そこまで難しい資格ではないですが、知識があるのと無いのでは遺品に対する扱い方や気持ちがかなり変わってきます。
遺品整理とは処理や処分ということはでなく、供養という観点から遺品を取り扱わなければいけないのです。
遺品とは大切な物なので自分で整理する方が良いのですが、量が多かったり、大きな家具や家電だと一人では整理できないこともあります。
遺品整理業者に依頼すれば、遺品整理士としての観点でアドバイスをくれます。
そのアドバイスをもとに処分する物、遺品として残すものを決めることで無駄に物を残すようなことも無くなるでしょう。
遺品なので処分するのが良くないことだと思われがちですが、処分する方法さえ間違えなければ処分すること自体は決して悪いことではないのです。
特に故人が身に付けていた指輪やネックレスなどのアクセサリーなどは売ったり処分するのではなく、お寺などを利用してお焚き上げ供養してもらうと良いでしょう。
遺品整理業者であればお焚き上げ供養まで責任持って代行でしてくれます。
1-2.不用品回収業者に不用品回収を依頼する
不用品回収業者とは文字通り不用品を回収するということです。
業者からすれば遺品でも不用品でも同じ不用品として見るので、遺品に対しての気持ちや想いというものはありません。
遺品整理業者と同じように仕分けや整理などは行ってくれますが、どこか雑さが見受けられるでしょう。
もし不用品回収業者に依頼する場合には、処分する物と遺品として残すを物を前もって仕分けしておく必要があります。
もし可能であれば作業当日に立ち合いを行うことをオススメします。
業者が回収した物はお焚き上げなどを行うことはなく、粗大ごみとして処分されるか、再利用できる物はリサイクルショップや海外に輸出されます。
もし供養を行いたいのであれば、遺品として残しておいてから自分でお寺に持ち込みをするしかありません。
業者が代行で供養を行ってくれないので手間は掛かるかもしれませんが、代行ではないぶん供養の費用を安く抑えることはできます。
1-3.遺品整理の費用相場
遺品整理の費用は部屋の大きさや、部屋数で決まることがほとんどです。
どの業者でも一度見積もりに来てくれるので正確な金額については見積もり時に聞くことができます。
部屋の広さ |
作業人数 |
費用 |
---|---|---|
ワンルーム |
1名 |
32,000円 |
1K |
1名 |
38,000円 |
1DK |
2名 |
60,000円 |
1LDK |
3名 |
85,000円 |
2DK |
3名 |
115,000円 |
2LDK |
4名 |
145,000円 |
3DK |
5名 |
178,000円 |
3LDK |
5名 |
198,000円 |
4DK |
6名 |
225,000円 |
4LDK |
6名 |
255,000円 |
平均相場となりますが、作業人数や不要物の量によって金額は変動します。
1-4.部屋の供養を依頼する方法
遺品を整理した後に部屋の供養も一緒に済ませたい時や、部屋は片付け終わっているけど供養がまだなので供養だけでも行いたい場合は一般社団法人遺品整理士認定協会に連絡すると良いでしょう。
部屋の供養とはお焚き上げ供養とは違い、部屋に神職や僧侶が来て供養をしてもらうことです。
遺品の整理と供養をまとめて行いたい場合には、遺品整理士認定協会の方で遺品整理士認定をしている業者と近くの僧侶を紹介してくれます。
部屋の供養代の平均相場は20,000円となっています。
1-5.お焚き上げ供養の費用
お焚き上げ供養はお寺によって費用はことなってきます。
どのお寺も1点から受けてくれて、1点あたり1,000円前後が相場となっています。
郵送で受けてくれるお寺もありますが、供養するという意味を込めるのであればなるべく自分で持ち込みをして供養してあげた方が良いでしょう。
遺品整理士認定協会が出している料金費用の目安は以下になります。
・45Lビニール袋1個で5.000円前後
・布団一式・神棚・仏壇が10,000円前後
・写真・印鑑・小物が3,000円前後