目次
1.ゴミ屋敷の片付け費用相場
2.ゴミ屋敷の片付けを業者に依頼する
2-1.片付け業者選びのコツと注意点
2-2.メリット・デメリット
2-2-1.メリット
2-2-2.デメリット
3.ゴミ屋敷を自力で片付ける方法
3-1.必要なもの・服装
3-2.片付け方・手順・分別方法
3-3.片付けるコツ
4.ゴミ屋敷を放置するとトラブルの原因に
4-1.実家がゴミ屋敷なら説得しよう
4-2.行政代執行とは?
1.ゴミ屋敷の片付け費用相場
片付け費用は基本的に部屋の大きさを目安として計算をするのですが、ゴミの量や清掃度合いによって料金はかなり異なってきます。
例えば1Rや1Kの片付け費用の相場は50,000円前後となっていますが、ゴミの量が床一面だけではなく天井までびっしりの状態だと80,000円から100,000円くらいになってしまいます。
ここでは基本的な片付け費用の相場を記載するので参考にしてみてください。
部屋の大きさ | 費用相場 |
---|---|
1R・1K | 50,000円前後 |
1DK・1LDK | 80,000円~100,000円 |
2DK・2LDK | 100,000円~150,000円 |
3DK・3LDK | 150,000円~200,000円 |
4DK・4LDK | 200,000円~300,000円 |
2.ゴミ屋敷の片付けを業者に依頼する
自分で一人でゴミを片付けるのはとても大変ですし、そんな時間が無い人もいます。
そんな時は、片付け専門のプロたちにお願いして片付けをしてもらいましょう。
片付け業者であれば、ゴミの分別から回収・処分、片づけ後の清掃まで行ってくれますし、業者によっては立ち合い不要でも作業を行ってくれます。
立ち合いしないのは少し不安かもしれませんが、片づけ前の写真と片づけ後の写真を撮ってくれるので、ビフォーアフターを確認することができます。
片付け業者も近年増えてきていてどの業者に依頼してよいのかわかりずらいと思うので、業者選びのコツと注意点を記載しておきます。
2-1.片付け業者選びのコツと注意点
①許可証を確認
片付け業者とは、廃品回収業者となるので回収運搬業の許可が必要になります。
・一般廃棄物収集運搬業
・産業廃棄物収集運搬業
この2つを持っていれば問題ない業者かと思います。
もし買取なども行ってくれる業者であれば古物商の許可が必要となります。
②保険の加入状況
ちゃんとした会社であれば損害賠償保険に加入している会社がほとんどです。
万が一の時にも対応してもらえるように保険に加入している業者を選びましょう。
③料金説明が明確
まずは作業を依頼する前にかならず見積もりを取りましょう。
見積もり時に料金説明が適当だったり、質問に答えてくれないような業者には頼んではいけません。
作業後に見積もりと違う金額を請求されることがあります。
④女性スタッフ
女性が片付けを依頼する場合には女性スタッフがいるかを確認しておきましょう。
男性のみだと怖いかもしれないので、事前に確認をして当日女性スタッフに来てもらえる安心できます。
2-2.メリット・デメリット
業者に依頼することで時間をかけずに片付けをすることができますが良いことばかりではありません。
ここではメリット・デメリットを記載していきます。
2-2-1.メリット
①作業時間が短い
業者に依頼することで作業時間や作業日数は大幅に短くになります。業者あれば効率よくゴミの片付けが出来ますし、作業人数も集めることができます。基本的に作業日数が1日を超えることはなく即日終了することが多いです。
②準備する物がない
業者に電話をして見積りを取ってもらいあとは片付けをしてもらうだけなので、自分で清掃道具を準備する必要はないですね。
③サービス内容が良い
片付けだけではなく、片付け後の清掃まで行ってくれるの家や部屋が綺麗な清潔な状態にもどります。あとは、作業場所を選ばないので一軒家でもアパートもマンションの高層階であっても対応してもらうことができます。
2-2-2.デメリット
①料金が高い
業者に頼む以上仕方がないことかもしれませんが、片付け費用は安くても50,000円以上はします。ただ最近は分割支払いができる業者が増えてきているのでまとまったお金がない人は分割を考えてみるの良いかと思います。
②業者選びが難しい
業者が増えている最近では業者を選ぶことで悩んでしまう人もいます。「安い」や「格安」などを強調している業者に注意したほうがよいかもしれません。
3.ゴミ屋敷を自力で片付ける方法
業者に依頼などせずにまずは自分でできる範囲で片付けをしてみるのも良いかと思います。
ただいきなり片づけをしようと思ってもどこから手を付けていいかわからなくて、始める前にやる気を無くしてしまいかねません。
片付けを始める前にまずはしっかりと準備をしてから始めることが重要です。
ゴミの量と広さを見てからスケジュールを立てましょう。
無理なスケジュールを立てても計画通りにいかないので、少し余裕を持ったスケジュールを立てると良いでしょう。
3-1.必要なもの・服装
最低限用意しなければいけない物として
・マスク
・軍手
・ゴミ袋
・殺虫剤
この4点になります。
ゴミを片付けた後に清掃まで考えているのであれば、雑巾やクリーナー・ほうき・掃除機などを用意しておくと良いでしょう。
動きやすい恰好で汚れても良い恰好で作業しましょう。
エプロンなどを使用するのも良いですね。
3-2.片付け方・手順・分別方法
まずは入口付近から始めましょう。
袋を何枚か持ちゴミの種類ごとにどんどん袋に入れていきましょう。
あまり仕分けなどを考えすぎると作業が終わらなくなってしまうのでとりあえず袋に入れることを一番に考えて作業すると良いかと思います。
ゴミを袋に入れる前に作業エリアに殺虫剤を使用しておきましょう。
ゴミ屋敷にはゴキブリが必ずいますので先に駆除しておくことが良いかと思います。
ゴミをある程度減らしてきたら分別作業や仕分け作業を行います。
分別作業が終わったらゴミ袋にまとめてゴミを出しましょう。
あまりにもゴミ袋が多い場合は何回かに分けて出してもいいかもしれません。
3-3.片付けるコツ
ゴミ屋敷を片付ける時は、全てゴミだと考えてしまうのが一番です。
仕分けなどをして物を残すことを考えてしまうと無駄に時間がかかってしまいますし、またゴミ屋敷に戻ってしまう可能性を残すことになるからです。
全て捨てると思うことが一番のコツですね。
4.ゴミ屋敷を放置するとトラブルの原因に
近年増加傾向にあるゴミ屋敷ですが、ゴミ屋敷でのトラブルも増えてきています。
①ゴキブリ大量発生
ゴキブリの繁殖条件は、暗くて、狭くて、温かくジメジメした環境です。
ゴミ屋敷では食べかすや飲み残しなどもたくさんあるので、ゴキブリは食べ物にも困ることがありません。
ゴキブリからしたらゴミ屋敷とは天国ということになりますね。
②悪臭問題
ゴミ屋敷とは言えば「悪臭」と考える人も多いと思います。
実際、悪臭からの隣人トラブルは多くニュースなどでも取り上げられています。
③ゴミが溢れる
ゴミが敷地内に収まらず、道路に出てしまったり、隣人の敷地に入ってしまうこともあります。
道路に出てしまった場合には事故の原因になりかねないですね。
④火災の恐れ
ゴミ屋敷の火災は2015年に実際に起こったことです。
しかも、ゴミ屋敷が燃えただけではなく隣家まで燃えてしまったという悲惨な事故です。
4-1.実家がゴミ屋敷なら説得しよう
もし自分の身内の家がゴミ屋敷になってしまっていたら放置せずに片付けるよに説得しましょう。
トラブルや事故が起きてからでは遅いことをしっかりと伝えて、ゴミ屋敷の危険さを納得してもらうことが良いかと思います。
勝手に片づけなどをすると怒る可能性があるので、片づけをするのであれば話し合いをすてからにしましょう。
4-2.行政代執行とは?
ゴミ屋敷の家主を法律的に罰することは今の法律ではできません。
例えば近隣住民が、ゴミ屋敷の家主を民事裁判にかけたところで片づけをさせることはできないのです。
そこで行政代執行という措置がとられるのです。
実際にはゴミ屋敷に対して行政代執行が行われたケースは何件があります。
そもそも行政代執行とは何か?ということなのですが、簡単に言うと、行政機関から出た命令(ここでいう片付け)に応じない場合に強制的に片付けを行うということです。
ただ行政代執行を行うには手続きが大変で、かつ財産を破壊することが許されません。
ゴミ屋敷の家主がゴミは財産だと言ってしまうと執行できなくなってしまうのです。
それでも執行されたケースはありますがまだまだ少ない事例になります。
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